使ってみたシリーズ番外編2 河清刃物の彫刻刀を比べてみた
今回は使ってみたシリーズの番外編、2回目になります。弊社定番の彫刻刀と、ホームセンターで取り扱っていただいている弊社の彫刻刀(細工刀)を比較していこうと思います。
定番の彫刻刀とホームセンターで売られている弊社の彫刻刀(細工刀)の違い

左:定番の彫刻刀 右:ホームセンターで売られている弊社の彫刻刀(細工刀)
↑の写真でもわかるように、大きな違いは柄の長さと形です。ホームセンターに並んでいる弊社の彫刻刀(※以降は細工刀)は定番の彫刻刀(※以降は彫刻刀)に比べて短くなっていて形が太鼓型になっています。
もう1つの違いは使える刃の長さです。

↑ の加工した写真で彫刻刀の柄に黒い線で書いてある部分が柄に入っている刃の長さです。
彫刻刀・細工刀、ともに使える部分は赤い丸で囲った部分になります。
彫刻刀のほうが柄に入ってる刃が長いため、研ぎ直しで刃が短くなっても柄を削れば使えることがわかります。
一方の細工刀は柄に差し込んであるだけなので、柄から出ている部分を使い切ったら終わりです。
もう1つの違いは写真では分からない鋼です。彫刻刀で使用している鋼は安来鋼青紙スーパーで細工刀が安来鋼青1号になります。
その他の違いは柄が彫刻刀は朴木に対して、細工刀はブナ材になります。
では、細工刀のメリットとデメリットはなんでしょうか?
細工刀のメリット
- 価格が安い。
- 柄が小さくて太鼓型なので持ち易い。
細工刀のデメリット
- 定番の彫刻刀に比べて少し厚い。
- 刃物として使える部分が定番の彫刻刀に比べて少ない。
*弊社細工刀のホームセンター取り扱い店舗
- ジョイフル本田 様
- ユニディ 様
*ホームセンター以外
- 東急ハンズ 様
まとめ
以前のブログでお話ししたミニ木彫ノミと同様に細工刀も弊社の売れ筋商品です。
切れ味の持続性や鋼の量など弊社の定番の彫刻刀に比べて劣るところはありますが、価格も安く、短くて使いやすいので版画にも向いていますし、小細工したりするのにも便利な商品です。
もし上記のホームセンターなどで見かけたら使ってみて下さい。