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彫り物に使用する木材の種類について

公開日: 2021.07.05

教室などに行かず、自分で何か彫り物を始めようと考えている方が彫刻刀などの道具以外で頭を悩ませるのが木材です。

彫り物によってどんな木材が適しているか、この木は硬いのか柔らかいのかなど、今回は彫り物に使用する木材の種類についてお話ししていこと思います。材木屋ではないのでそこまで詳しくは紹介できませんが、私が各教室の先生などに聞いて分かる範囲で紹介させていただきます。

まずはよく耳にする彫り物で使う木材から紹介していきます。

仏像彫りで使用する木材

檜(ヒノキ)

仏像彫りは色々な木材が使われていますが、一般的に多く使われているのが檜(ヒノキ)です。
美しい白さと光沢があり、軽くて柔らかく彫りやすいのが特徴です。
また、強度があり耐久性・耐水性も優れています。

桂(カツラ)

桂(カツラ)は軽く柔らかく彫りやすい木材です。初心者の方にもオススメです。

能面で使用する木材

仏像彫りと同じでヒノキ材やカツラ材が使われます。

木版画で使用する木材

木版画で使う木は「版木」と言います。

シナベニヤ

一般的に使われている版木はシナベニヤです。
特徴は木目・木質が均一で彫りやすく、シナ材を使用した版木は価格もリーズナブルです。

桜(サクラ)

サクラ材は硬めの木材で、シナベニヤに比べたら価格は高くなります。

朴(ホオ)

ホオ材は適度な硬さがあり、細かい図案に向いています。
ホオ材もシナベニヤに比べたら価格は高くなります。

鎌倉彫で使用する木材

昔はヒノキやホオが使われていましたが、現在はカツラ材が主流になっているそうです。
カツラは柔らかく彫りやすいこと、くるいや割れが少ないことなどから鎌倉彫に適した木材と言われています。

カトラリー・レリーフで使用する木材

基本的に決まりはありませんが、よく使われているのがホオ・カツラ・ヒノキ・ウォールナットです。
ホオ・カツラ・ヒノキは上記で紹介したように硬くなく彫りやすい木材ですので、初めてカトラリー、レリーフを作る方にオススメの木材だと思います。

ウォールナット

ウォールナットはくるいが少なく加工性や接着性に優れていて、木肌が美しいのが特徴です。
ホオやカツラ、ヒノキに比べるとやや硬めの木材になります。

その他に、クリやケヤキ、サクラなども使われていますが、硬い木材になるので初心者の方にはオススメしません。

まとめ

仏像彫り、能面、木版画、鎌倉彫は教室もあったりするので、教室で木材の購入ができると思います。
教室に行かないでやってみたい方という方は、今はホームセンターなどよりネットで探したほうがすぐに見つかると思います。

他にも刻字や立体物の彫刻(動物など)もありますが、木材の基本的な選び方は「木肌が綺麗で彫りやすいもの」がベストです。
彫ることに慣れてくると少しくらい硬い木でも彫れるようにはなりますが、初めて彫り物をされる方は柔らかめの木材を選んでいただけると良いかと思います。

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